新生児の沐浴の基礎知識と注意すべきポイント

沐浴

@enaka_abdee@instagram

娘を出産後、かなりドキドキした、産院での「沐浴教室」。
首が据わっていない新生児を沐浴させるのは、最初はとても難しいものです。
しかし、ポイントを押さえておけば慌てなくても大丈夫。

沐浴の基礎知識についてご紹介します◎

 

沐浴の目的・いつまで?

 

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●全身を清潔にするため

赤ちゃんは体温調節機能が未発達なため、湿度が高かったり、気温が高かったりすると、
うまく体温調節できず、汗をたくさんかいて体温を調節するため、大人の2倍ほど汗をかくと言われています。
またオムツの着衣によってお尻も便や尿で汚れていて、皮膚もまだ未発達のためデリケート。
毎日沐浴し、清潔に保つことが必要です。

 

●血液循環を良くし新陳代謝を高めるため

沐浴によって血行を良くし、新陳代謝が高まると、哺乳力も高まります。
たくさんおっぱい(またはミルク)を飲んでもらうためにも、沐浴が必要です。

 

●赤ちゃんの体を観察するため

見落としがちな衣類下の傷や湿疹も沐浴中は見つけやすいのです。

 

●いつまで?

生後から1ヶ月ぐらいは赤ちゃんの免疫力がついておらず、細菌に感染しやすいため、
パパやママとは一緒に入らず沐浴を行うのが基本です。
沐浴の期間は赤ちゃんの体調や機嫌にあわせて、生後1ヶ月後ぐらいから徐々に一緒に入浴に切り替えていきます。

 

 

沐浴の時間・回数・温度

 

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●沐浴の時間

体温調節機能が発達していない赤ちゃんは、大人と比べてとても冷えやすいため、5~10分ほどで素早く行うことが重要です。
着替えも含めて15分ほどで終わるのが理想なので、沐浴後の着替えもスムーズに着せれるように、予め準備しておきましょう!

 

●沐浴の回数

基本的には1日1回と産院から指導されるのですが、
私の場合は娘が夏生まれだったため、乳児湿疹が多かったこともあり、1日2,3回こまめに沐浴させていました。
洗剤を使って洗うのは1日1回だけにして、あとはぬる目のシャワーでさっと流したりと
調整していました。

 

●沐浴の温度

春、夏、秋は38~39℃、冬はプラス2℃ぐらい高い40℃ぐらいが適温とされています。

沐浴の温度は、大人から考えるとちょっと低すぎない?と思うぬるめの温度が、
赤ちゃんにとっては適温になります。
赤ちゃんの肌はまだ完全ではなく皮下組織も出来上がっていないので暑すぎるお湯だと乾燥につながったり肌トラブルの原因になります。
沐浴温度計を使ったりして調節してください。

 

 

沐浴の場所

 

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最近のベビーバスは浴室だけではなく、キッチンのシンクや洗面台に入れて使えるものもたくさんあります。
お湯を入れやすく排水もしやすいですし、お湯が飛び散ったりしても床が濡れることを気にすることもありません。
ただ、中腰になって洗わなければいけないので、姿勢がきつく感じてしまうことも…
シンクや洗面台では、パパ、ママは腰の位置で洗ってあげれて楽です。

 

私はシンクで沐浴させていましたよ^^
シンクに入れるベビーバスは栓付きのものを選ぶとお湯も捨てやすいですしオススメです◎

 

 

キッチンや洗面所のシンクの中でも沐浴が出来、
赤ちゃんの背中などを洗うときも楽チンな沐浴補助クッション。
名前の通り、水に浮くので、沐浴の時に赤ちゃんの頭を支える手の補助にもなります♪
背中を洗うときもクッションに寝かせて洗えるので、赤ちゃんに圧迫感もありません。
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沐浴の手順

 

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1.赤ちゃんの頭と首を支えるように抱き、お湯がきれいなうちに、目と顔を拭きます。
2.お湯にゆったりつけます。ガーゼを胸の上にかけておくと安心します。
3.石鹸で頭を洗います。シャンプーではなく、ベビーソープでも大丈夫です。
4.ガーゼにお湯を含ませて頭に少しずつかけ流し、ふき取ります。
5.体を順に洗います。ガーゼで優しく洗いましょう。
6.赤ちゃんの脇を支えるようにしてうつぶせにして、背中も洗います。
7.元の姿勢に戻して温めたら完了です。

 

※用意しておいた綿棒で、首や鼻、へその緒のお手入れをしてあげたり、
必要に応じてベビーオイルやベビーパウダーなどを塗ってあげてください。

 

 

沐浴時に注意するポイント

 

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☆沐浴は赤ちゃんは足からお湯に入れる!

赤ちゃんがびっくりしないように足からゆっくりとお湯に入れます。
赤ちゃんの体は利き手で洗うので、右利きの場合は左手で頭を支えましょう。
沐浴布やガーゼを赤ちゃんのお腹にかけてあげると赤ちゃんが安心します。

 

☆沐浴の順番は頭から下へ!

基本的には頭からどんどん下へ下がる順番で洗うのがオススメ。
頭はガーゼにお湯を浸し絞っていくと赤ちゃんの顔に水がかかりづらいので、試してみてください。

 

沐浴は手早くあらう!

新生児は体温調節機能がまだ発達しておらず、のぼせやすく冷めやすいです。
基本的には短時間で10分程度が目安。
疲れさせないように手際よく行ないましょう。

 

沐浴はしっかり、優しく洗う!

赤ちゃんの肌は大人の肌の1/3~半分ほどの薄さしかないため、
擦られるような物理的な刺激にはとても弱く、傷つきやすいのです。
たっぷりの泡で優しくマッサージするように洗ってあげましょう。
また、生後3か月ぐらいまでは、お母さんの黄体ホルモンの影響で皮脂の分泌がとっても盛んで
皮脂が原因の『脂漏性湿疹』といった皮膚疾患に罹る赤ちゃんもいるほど。
尿や便も1日に何回もするので、キレイに洗ってあげましょう。
特に頚部、股間、首周り、脇など肌と肌が接している部分はよく洗ってあげてください。
足や手の指の間も赤ちゃんあるある、「なぜか埃を持っている」現象があるので、注意してみてあげてください。笑

 

☆沐浴後着替えはスタンバイしておく!

沐浴前にすぐにそでを通して上げれるように、おむつや肌着はセットして
広げた状態で準備しておくとよいですよ。
私の娘は寒いのが嫌いだったので、セットしておかないと沐浴の後に大泣きされて大変でした…。
綿棒やベビーオイル、パウダーなども近くに置いておくとすぐ使えて便利です。

 

☆沐浴のタイミング

沐浴前は、毎日だいたい同じ時間帯に入れて、生活のリズムを赤ちゃんに作ってあげる事が重要です!
授乳、おひるね、夜の就寝時間などを軸に、入れやすい、また赤ちゃんが夜寝やすい時間帯に入れてあげましょう。
多少赤ちゃんがぐずっていて機嫌が悪かったりしても、決めた時間帯に入れると、夜の就寝時間もくずれにくいです!
赤ちゃんの生活のリズムもそうすることによって徐々にできていきます。

 

沐浴に必要なもの

 

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●ベビーバス/洗面器

 

キッチンや洗面所のシンクの中でも沐浴が出来、
赤ちゃんの背中などを洗うときも楽チンな沐浴補助クッション。
名前の通り、水に浮くので、沐浴の時に赤ちゃんの頭を支える手の補助にもなります♪
背中を洗うときもクッションに寝かせて洗えるので、赤ちゃんに圧迫感もありません。
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●ガーゼ/沐浴布/バスタオル

 

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●着替え/オムツ




●ベビーオイル等保湿剤/石鹸





●ヘアーブラシ/綿棒/湯温計

特にガーゼは沐浴中赤ちゃんのおなかにかけてあげると赤ちゃんが安心します。
また、顔や身体を洗うだけでなく、頭の石鹸の泡を流すときも役立つので、
準備しておくのがおすすめです。


沐浴を行う時間が大事?!入眠儀式で夜泣きや寝ぐすりを軽減

 

私はベッドの上で顔の半分ぐらいまで毛布に包まって好きなリラックス用の音楽を聴いていると眠たくなってきます。
それと同じで、赤ちゃんにも「入眠儀式」というものがあります。
ママなりに赤ちゃん向けの1日の予定表を作ってみてください。
離乳食を食べる⇒お風呂に入る⇒お茶を飲む⇒ママと手遊びする⇒絵本を読む⇒お布団にはいる⇒トントンする
など、眠りに入るまでの「一連の行動予定」を作ると、
赤ちゃんも自然と生活習慣が出てきて、寝やすい環境を作る事が出来ます。

 

沐浴の時間を決めるのも、大事なポイント。

 

人は眠ろうとする時、体温を下げようとします。
手足の甲の体に対する相対的温度が上昇するほど、深部体温(体の内部の温度)が低くなるほど、眠りやすさが強くなっています。
眠いとき、赤ちゃんの手が暖かくなるのと同じで、特定の皮膚部位(ここでは手足の甲)から熱を外界に逃がすことで体の内部の温度を下げ、
つまり体全体の代謝を下げ、これに引き続いて脳温も下がって眠りに入るのです。
出展:http://www.terumo-taion.jp/health/sleep/01.html

 

なので、寝かせたい時間の2時間前ぐらいの沐浴してあげると、
徐々に体温が下がっていくので、ちょうど寝かせたい時間に赤ちゃんも眠くなってきます。
赤ちゃん自体が眠いとすんなり寝てくれることも多いので、一度試してみてはいかがでしょうか。

 

赤ちゃんの寝ぐずり対策についてのコラムはこちらから

 

 

沐浴オススメグッズはコレ!

 

キッチンや洗面所のシンクの中でも沐浴が出来、
赤ちゃんの背中などを洗うときも楽チンな沐浴補助クッション。
名前の通り、水に浮くので、沐浴の時に赤ちゃんの頭を支える手の補助にもなります♪
背中を洗うときもクッションに寝かせて洗えるので、赤ちゃんに圧迫感もありません。
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国産の6重ガーゼのおくるみが
沐浴後のベビーをふんわり包み込みます。
洗う度に空気を含み、ふっくら感が増してくるコットン100%のおくるみです♪




 

落ち着いて楽しいバスタイムを♪

 

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産院の沐浴教室では、
完全に助産師さん付きっ切りでどのママよりも慌てふためいていた私。。。
家に帰ってからは実母と夫と協力して行ないましたが、やはり最初はかなり焦ってしまいました。
ですが、「肌着準備しておけばいいのか」「娘はこう抱っこしてあげると落ちつくんだな」と
回数を重ねるごとにポイントもつかめてきました。
最初は誰しも慌てるもの。
しっかり準備してポイントを押さえながら楽しく沐浴を行なってくださいね♥

 

Text by O-BABY.net事業部/深海
参考出典:赤ちゃんのお世話を予習2(沐浴) [妊娠10カ月]
http://baby.goo.ne.jp/goo/ninshin/01month/01month10/01month10_03/
写真出典:http://photopin.com/

公開日時: 2016年5月21日 @ 02:50

再編集公開日時: 2017年11月6日 @ 14:30

再編集公開日時: 2019年12月19日 @ 11:50

もっと沐浴グッズを見る⇒

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O-BABY.net事業部 深海

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